2012年2月1日水曜日
2012年2月1日水曜日
久々にターンエーガンダム見た。
20代の頃は懸命に生きる少年少女のキャラクターに感情移入してたが、30代になってから見ると月の女王ディアナ様に感情移入出来るようになっていた。
彼女は見た目は少女ながら長い人生を生き、自分の死と向き合っている。
思い出を抱きながら、人として如何に死んで行くか。
死を受け入れているからこそ、懸命に生きる人々の姿や、移りゆく自然に涙し、これからを生きる人の為に身を盾にする事が出来るんだと今になって気がついた。
そう思うと切なく彼女の事が愛おしくてたまらなくなる。
最後、主人公のロラン少年が自分を慕う少女と別れ、ディアナ姫の最後を看取る道を選んだのにも納得出来る。
ターンエーガンダムはずっと好きだったけど好きであり続けて13年。
今になってようやく、本当の意味でテーマを理解出来た気がする。
「黄金の秋」と言う最終回タイトル。
「遥かなる旅路」と言う最終回のエンディングソング。
「月の繭」と言う後半のエンディングソング。
「アフターオール」と言う劇場版のテーマソング。
「ノスタルジーナ」と言う劇場版のエンディングテーマの曲名。
全てがゆっくりと人生に幕を閉じようとしている一人の女性の走馬灯を描いている事に気がつき、もう涙なくしてサントラを聞けない。